40代・独身・女芸人の同居生活はちょっとした 小競合いと人情味溢れるご近所づきあいが満 載。エアコンの設定温度や布団の陣地で揉め る一方、ご近所からの手作り餃子おすそわけ に舌鼓。白髪染めや運動不足等の加齢事情を 抱えつつもマイペースな日々が続くと思いき や――。地味な暮らしと不思議な家族愛漂う 往復エッセイ。「その後の姉妹」対談も収録。
発売日: 2020-02-06 ジャンル:小説/文学 > エッセイ ¥100
いくつかのコメント
1. ドラマを思い出しながら - この本が原作になったドラマがすごく好きすぎて、かえって今までこの本を手に取れなかったのですが、やっぱり原作もいいですね。するするっと一気に読んでしまいました。 ドラマは感動的なところも多く、俳優陣も演出も個性的でしたが、原作はもっと淡々としていて、そこが逆に気持ちよくて、過多にならずに丁度いい。 今の暮らしを全肯定できるのって、本当に幸せだなあと思いました。地元愛、相棒愛に乾杯!
2022-03-25
大陸の中央に位置する、とある大国。その皇帝のおひざ元に一人の娘がいた。 名前は、猫猫(マオマオ)。 花街で薬師をやっていたが現在とある事情にて後宮で下働き中である。 そばかすだらけで、けして美人とはいえぬその娘は、分相応に何事もなく年季があけるのを待っていた。 まかり間違っても帝が自分を“御手付き"にしない自信があったからだ。 そんな中、帝の...
発売日: 2014-08-29 ¥100
週刊SPA! 人気連載、待望の書籍化! 不夜城、眠らない街、東洋一の歓楽街。そんな言葉で表現される歌舞伎町の片隅で看板のない何でも屋を営むリーのもとには、昼夜を問わず厄介なトラブルが舞い込む。ポンジスキームと呼ばれる詐欺で荒稼ぎする詐欺師たち。それらを配下に収める暴力団。闇金業者に未成年売春シンジケート。彼らと激しく衝突し、時に共闘しながら...
発売日: 2023-03-22 ¥1,600
長編『ばくうどの悪夢』も絶好調! 書き下ろし中篇「さえづちの眼」を含む3篇が収録された、比嘉姉妹シリーズ初の中篇集。 ◆あの日の光は今も 1981年に大阪府東区巴杵町で2人の少年がUFOを目撃した、巴杵池(はぎねいけ)事件。 母とともに小さな旅館を営む昌輝は、かつてUFOを目撃した少年のうちの一人だった。 事件も遠い記憶になり始めたころ、湯水と名乗るライター...
発売日: 2023-03-22 ジャンル:小説/文学 > ホラー ¥880
「半沢直樹」シリーズのドラマ化で大ブレイクした著者が、「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と語る本作。とある銀行の支店で起きた現金紛失事件。女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪!? “叩き上げ”の誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、上がらない成績……事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤。銀行という組織を通して、普通に...
発売日: 2008-11-10 ¥680
美容外科医の橘久乃は幼なじみの志保から「やせたい」という相談を受ける。カウンセリング中に出てきたのは、太っていた同級生・横網八重子の思い出と、その娘の有羽が自殺したという情報だった。有羽は高校二年から徐々に学校に行かなくなり、卒業後、ドーナツがばらまかれた部屋で亡くなっているのが見つかったという。母が揚げるドーナツが大好物で、それ...
発売日: 2023-01-20 ¥680
いくつかのコメント
1. 久しぶりに - 高校生までは湊かなえさんの作品が好きで(というよりかはミステリーが好きでしたが)母親が図書館から借りてきた作品を読んでいました。
それから大学生、社会人になり暫くは自己啓発本を読むようになりミステリーからは離れていました。
今回、ふらっと立ち寄った本屋の「ランキング位」という言葉を目にし、この本を購入(携帯で笑)。
プロローグ、章と読み始めた感想としては「難しッ」。
めちゃくちゃ読書慣れしてるわけでもないので、登場人物を想像して誰が何のことやらとモヤモヤしながら進めていきました。 各章で実際に喋るのは人だけという構成になっており、各章を経ていく毎に"カケラ"が埋まっていく。そして最後にはそのパーツが埋まりきり、物語が完結する。そんな作品でした。 やっぱり本を書く人って頭の中どうなってるんだろう?ドーナツ屋さんのお店の名前を考えるだけで私なら小一時間悩みそうなのに、、笑 小さい時からこういう本をただ読むんではなくて、文学的な構造理解をしながら読んでればよかったなーと後悔しました。 これを機にたくさん本を読みたいと思える作品でした!ありがとうございました!
(欲を言えば、もっと「超超大ドンデン返し」みたいな作品が好きなので です。すいませんこれは完全に個人の好みの話)
2023-03-25
婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者から圧倒的な支持を得た作品が遂に文庫化。《解説・朝井リョウ》
発売日: 2022-09-07 ¥850
いくつかのコメント
1. ハマらず - とても評価が高くビックリした。辻村深月さんは好きな方だったんだけど、ちょっと残念。 現代の若い人にならハマるのかもしれない。
時代の変化をキャッチアップする意味では良かったかも。私はただ人ともにイライラしてしまった。
人生のオールを他人に持たせることのリスク。 感情移入できたのは、架の女子友達。
そして、だから私も傲慢さと善良さを併せ持つのだろう。
2022-10-02
「青い監獄(ブルーロック)」入寮前、最強ストライカーたちは何をしていたのか―!? 「ブルーロック」公式スピンオフ小説シリーズ! 第1弾の主人公は潔、凪、そして蜂楽! 小説だけのエピソードで、キャラクターたちの知られざる一面が明らかに! ここだけの書きおろしイラストも収録!! 潔世一 ストライカーという生き物 凪誠士郎 出逢うまでは 蜂楽廻 めぐるのなつやすみ
発売日: 2022-10-17 ¥730
本誌と連動した内容が楽しめるYouTubeチャンネル「デイリーWiLL」 動画URLはこちら→https://www.youtube.com/@Daily_WiLL 5月号は 独占手記 捏造です! 事実に二つなし 高市早苗 事件の現場から 特別編 ヤブ蛇と化した「高市糾弾文書」 門田隆将 どこが超一級、極めて精緻!? 怪文書じゃないの 有本 香/飯山 陽 不発に終った立憲「第二のモリカケ」 氷川貴之 問題の「サンデーモーニン...
発売日: 2023-03-24 ジャンル:小説/文学 > 文芸 ¥950
「青い監獄(ブルーロック)」入寮前、最強ストライカーたちは何をしていたのか―!? 「ブルーロック」公式スピンオフ小説シリーズ! 第2弾の主人公は千切、レオ、そして凛! 原作者が考えたストーリーで、キャラクターたちの知られざる一面が明らかに! ここだけの書きおろしイラストも収録!! 千切豹馬 黒猫 御影玲王 宝物 糸師凛 BROTHER
発売日: 2023-01-17 ¥700
『拝啓 見知らぬ旦那様、8年間放置されていた名ばかりの妻ですもの、この機会にぜひ離婚に応じていただきます』 商才と武芸に秀でた、ガイハンダー帝国の子爵家令嬢バイレッタ。彼女には、8年間顔も合わせたことがない夫がいる。伯爵家嫡男で冷酷無比の美男と噂のアナルド中佐だ。 しかし終戦により夫が帰還。離婚を望むバイレッタに、アナルドは一ヶ月を期限と...
発売日: 2022-01-25 ¥370
四代将軍家綱の法要の折に、二人組の侍に襲われていた身なりのいい武家の男児を助けた北町奉行所与力の山野辺に頼まれて、高岡藩上屋敷で男児を預かることになった正紀。身元を明かさぬうえ、自らの屋敷に帰りたがらぬ男児を、妻の京とともに温かく見守る正紀だが、この男児が、意外な人物の子だと判明し──。大人気時代シリーズ、注目の第24弾!
発売日: 2023-03-15 ジャンル:小説/文学 > 歴史 ¥720
『隠蔽捜査』でおなじみ竜崎伸也が大森署を去った後、さっそうとあらわれた新署長・藍本小百合が、凶悪事件を解決する!
発売日: 2023-03-08 ¥1,800
人生にあるいくつかの大事な分岐点。そして私は今ここにいる。 ――8作からなる短篇小説集、待望の文庫化! ビートルズのLPを抱えて高校の廊下を歩いていた少女。 同じバイト先だった女性から送られてきた歌集の、今も記憶にあるいくつかの短歌。 鄙びた温泉宿で背中を流してくれた、年老いた猿の告白。 スーツを身に纏いネクタイを結んだ姿を鏡で映したときの違...
発売日: 2023-02-07 ¥790
誰にでも ねぎらわれたい夜がある つい頑張っちゃう人 必携の書をお届けします 今日の疲れは、今日のうちにさよなら 自分を慈しむセルフケア・エッセイ48篇 目次 最近、なんにも報われない 一歩を踏み出せばなんとかなるかもよ 自分への期待を裏切る自分 婚活のしんどさについて 取り返しのつかない失敗を乗り越える方法 洗い物をしながら母を思う なんのために生...
発売日: 2022-12-08 ジャンル:小説/文学 > エッセイ ¥1,200
美形が売りの新人俳優の新作は、売れないお笑い芸人役!? 熱望した演出家の舞台なのに自分とかけ離れた配役に、稽古でもダメ出しの連続の清居(きよい)。美しい顔が邪魔なら捨ててやる──!! 悩んだ末に舞台期間だけ20kgの増量を決意!! 醜くなる姿を見られたくないと恋人の平良(ひら)に同居解消を言い渡す。俺には神とも星とも崇める清居が必要だ──!! 振って湧いた試...
発売日: 2019-07-31 ジャンル:小説/文学 > ゲイ ¥710
いくつかのコメント
1. 素晴らしかった - 野口さんに感謝…
サイドストーリー是非お願いします。
野口さんの今後に期待しています。 平良と清居はもういつまでもいつまでもお幸せに… 平良の成長に目頭が熱くなりました。
清居も本当にかっこよかった。 大好きな作品です。
続編お待ちしております。
2022-01-15
特集 世界が恋する街、パリ最新ガイド。 旅することを我慢していた切ない日々を過ごしながら、 幾度となく憧れの街を歩くことを夢見ていたことか! この2~3年の間にできた新名所を訪れたり、 ビストロやカフェでワインと温かいお皿でお腹を満たしたり。 モードの都はヴィンテージショップも様変わりしているから おしゃれ好きなら行かなくっちゃ。 美術館、劇場、...
発売日: 2023-03-20 ジャンル:小説/文学 > 文芸 ¥730
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受...
発売日: 2006-09-07 ¥550
いくつかのコメント
1. 青春の空気を吸おう - //読了 /感想 to感情の機微と青春にふれたい 歩行祭。特殊で一見地味な学校行事。歩く学生の心情描写だけで、よくこんな長編を書切れるなという感心 やや平坦に話がすすむ。盛上げるシーンを無理して作らないところに好感 心模様。恋愛感情ではない複雑さ。特殊な関係性の感情。自分の中にも探ってみる楽しさ 青春の懐かしさの感覚は心のどこにあるのか考える 自分は海沿い育ち。“滲む水平線”子供の頃抱いた感覚の言語化と海の描写すばらしかった 心のつっかえがとれ急に自然と話ができる高揚感に共感
2022-03-31
あやかしの頂点に立つ鬼、鬼龍院の次期当主・玲夜の花嫁となった柚子。家族に虐げられていた日々が嘘のように、玲夜の腕の中で、まるで真綿で包むように溺愛される日々。あやかしやその花嫁が通うかくりよ学園大学部に入学し、いつか嫁入りするその日へ向けて花嫁修業に励んでいたけれど・・・。パートナーのあやかしを毛嫌いする花嫁・梓や、玲夜に敵対心を...
発売日: 2021-01-04 ¥550
「普通」とは何か? 現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作 36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。 日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、 「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。 「いらっしゃいませー!!」 お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。 ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、 そ...
発売日: 2018-09-04 ¥620
いくつかのコメント
1. なにこれ - 共感出来るところ無いし、読んでて退屈でした
芥川賞受賞した作品ということで興味を持ったのですが、残念です
サイコパスの方の気持ちは分かりません
これから本を読んでいこうと思った矢先だったので、モチベ下がります
2023-03-07
2. 読みやすい - 読書は年間数冊のビギナーです。
文章が非常味読みやすく、人物像、情景が思い浮かぶ感じです。
所謂、物語ではなくひとりの人間にフォーカスして、生い立ちから始まりどのように生きていくのか、あるいは日常生活を主人公の心情と共に描いてます。
登場人物は少ないのでシンプルです。
ラストは「やっぱり」。と個人的には感じました。
人間らしい小説で良かった。
2022-05-16
3. 八割は読まなければ面白さがわからない。 - 初めは深く考えなければは短調に思え、面白さが理解できない。読み進めて初めて面白さに気づき、読み終えてから作者の解説を読むことで、さらに面白さが増す。
二週目を読むことで、さらに面白い。 コンビニ人間とは、コンビニらしさを人間で表している。その「らしさ」が、深くコンビニというものを考えさせる。 機械的な主人公が最後に人間らしさを見せた時、安心感を感じた。
2020-07-09
4. 一気読みした! - 立ち読みしてから、ずっと読みたかった作品。
終わり方が好き。
外面はちょっと風変わりな主人公だけど、
マニュアル化されたものに安心感を得るところなど、
共感できる部分もいくつかあって、不思議な気分。
いつの間にか、社会の普通になっていく自分に
ふと気づいたりもした。
ページを巡っていくのがたのしい小説。
村田さんの他の作品も読んでみたい。
2020-01-07
5. 当たり前とは - "当たり前"じゃないものは淘汰される。そんな非情な世界に生きていることを実感する。自分もコンビニに年間の時間を費やしていたので、怖いくらいリアルにコンビニでの日常が書かれているのがわかる。
現代に生きている僕たち。その現代の"当たり前"ってなんだろう。"普通"ってなんだろう。色々な価値観が許容される時代だと皆言うけれど、息しづらくなっている人はどんどん増えていると思う。きっと"普通"の人が読んだら気持ち悪さすら感じる毒のあるお話し。
現代が詰まってます。
2019-10-19
6. 面白い - 表現の仕方や語彙がとても繊細で、「普通」にとても考えさせられるものだった。
自分は普通であることが大事だとは思わないが、普通でないことに対する対応など、みんなが考え直さなければならないのではないかと思う。
2019-10-13
7. 世の中の普通に疑問符をうった作品 - かなり好きな作品。このご時世というよりも人間の本質的に持つ普通圧力について、超合理的な主人公が 丁寧に紐解いていく。いわゆる一般的な普通とはかけ離れた主人公目線から感じると、この圧力の傲慢さをまじまじと感じさせる重いようでポップな作品。
2019-09-15
8. 度肝を抜かれた! - 普通って安心で大切なように感じるけど、ラストを読んだ時「あ、これはこれでアリだし、OKだな!」って納得した! 面白い内容だし、大げさかもしれないけど人生観が変わった気がする。 人によって好みは分かれるとは思うけど、面白かった!最高!
2019-09-06
9. ニヒリズム - ニーチェ没から年。時代の進展とともに人々の間に深いニヒリズムが浸透していくであろうことを示唆し、そして現在それは現実になりつつある様に感じます。この小説は人間の超越的な幻想(夢、幸福、愛etc)がまさに幻想であることを読者に確認させます。正直読んでいてしんどい時もありましたが、現代人が密かに抱える理想と現実の矛盾を上手に描きあげていて感激しました。
2019-03-30
10. 良き - 私の感性にはない物がたくさんあふれていて、読みやすく面白かった。
本の楽しみ方はひとそれぞれだと思うが、面白いと感じるものには、私のなかでは種類存在する。
私が想像に容易く、書くことができるものを高いレベルで完成させていて、作品として辻褄が合い、心地よく物語を完結させるもの。
もう1つは私が持っていない感覚を教えてくれるもの。
本作品は圧倒的に後者のものであった。
芥川賞にしては筋も通っていて、素晴らしい作品だと思う。
他の作品も読んでみたくなる本だった。 解説はうざかった。
そういうのいらんのよ、って感じ。辟易。
2019-01-13
32歳で幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリイは、ある日、ネズミのアルジャーノンと同じ画期的な脳外科手術を受ければ頭がよくなると告げられる。手術を受けたチャーリイは、超天才に変貌していくが……人生のさまざまな問題と喜怒哀楽を繊細に描き、全世界が涙した現代の聖書。
発売日: 2015-03-13 ジャンル:小説/文学 > 文芸 ¥880
【電子限定版】書き下ろし番外編「Chestnut」収録。●「キモがられても、ウザがられても、死ぬほど君が好きだ」無口で友達もいない、クラス最底辺の高校生・平良(ひら)。そんな彼が一目で恋に堕ちたのは、人気者の清居(きよい)だ。誰ともつるまず平等に冷酷で、クラスの頂点に君臨する王(キング)――。自分の気配に気づいてくれればいいと、昼食の調達に使いっ走り...
発売日: 2014-12-31 ジャンル:小説/文学 > ゲイ ¥700
マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。平凡な人生を送るはずが、無縁社会、ブラック企業、そしてより深い闇の世界へ……。辿り着いた先に待ち受ける予測不能の真実とは!? ミステリー、社会派サスペンス、エンタテインメント。小説の魅力を存分に注ぎ込み、さらなる高みに到...
発売日: 2017-03-20 ¥1,000
いくつかのコメント
1. 共感 - 陽子と私は同じ歳です。
子供時代から成長するにあたり
懐かしい時代を思い出しながら読みました。私も自分で不幸な家に産まれたと幼少期から思っていたことや、生き方など
様々に共感させていただきました。
まさか。こんな結末が‥と
驚きながら楽しく小説の中に入らせていただきました。
2023-01-14
この小さな本が世界のビジネスマンを変えてゆく!迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人。彼らは迷路をさまよった末、チーズを発見する。チーズは、ただの食べ物ではなく、人生において私たちが追い求めるもののシンボルである。ところがある日、そのチーズが消えた!ネズミたちは、本能のままにすぐさま新しいチーズを探しに飛び出していく。ところが小人た...
発売日: 2000-11-30 ¥880
いくつかのコメント
1. 変化したい方へ読んでほしい一冊 - イメージしやすい。
登場人物カテゴライズしやすい。
感情移入しやすい。
変化に付随するものがわかりやすい。
現状を変化していくうえでどんなことが必要か、心持ち、大切なものは何か、理解できる。
2021-01-07
2. 新しいチーズをイメージすること - ー自分と自分の行動がバカバカしくなったとたん、変わり始めた。ー 自分の行動を変える寸前の気持ちを言葉にしたものだった!
何するにも諦めて、何が楽しくてこの先生きていくんだろうって思っていたとき、友人から繋がる人との繋がり、出会いによって、未来の自分に期待して生きる人生にしたいって思うようになった。
自分を変えたいと思った一番のキッカケは出会いとそれによる変化で、自分にとっての新しいチーズを大きく頭に描けたこと。
2019-05-15
3. 今の自分に気づかせてくれる本 - 変化することは、怖いことだと思っていたが、自分のチーズを見つけるためには、変化していくことが重要であると気づかせてくれる本でした。現状を維持することは、楽で失敗しない道ではあるが、その現状が無くなった時に、否が応でも変化を求められてしまう。その時になってようやく変わろうとしても変われない。だから、日々、小さな変化に気づき変わることを恐れず、変わること楽しむことが必要である。変わることで現状をもっとより良く出来ると教えてくれる一冊でした。ページ数自体は少ないのですが、今の自分を考えさせれる本でした。
2019-04-06
年下に片思いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる化粧品会社勤務のOL……。恋愛下手な彼女たちが訪れるのは、路地裏のセレクトショップ。不思議な魅力のオーナーと一緒に自分を変える運命の一着を探すうちに、誰もが強がりや諦めを捨て素直な気持ちと向き合っていく。「あなたといたい」と「ひとりで平気」をいったりきたりす...
発売日: 2014-05-30 ¥600
いくつかのコメント
1. よかったです。 - こちらの本を読むと、何か新しい服を買いに行きたくなります。 「Closet」に通う女性たちと、重なる自分をみつけられるはずです。
共感や、希望をもらえる本でした。
服を通して、幸せになれたらいいです。 また年を重ねて再び読むと、また違った見方ができるのではないかと思います。
2020-02-19
2. 恋する勇気と仕事の仕方を教えてくれる - 今井カナメさんのお店「closet」へ行きたくなったり、恋したくなったりしました。 章が変わるごとに、登場人物が少しずつ絡むお話は、よくありますが、
各章の主人公がみんな同じ店に行く設定が初めてで、新鮮でした。 どんなお客様にも、相手の魅力を把握してニーズに応える姿は本当にかっこよくて、自分も今井さんみたいな、お客様に寄り添って心から喜んでもらえるような仕事がしたいなと力が湧いてきました。 人生、すべてが幸せな恋愛ばかりではないけれど、このお話はみんなが前を向いていけるところが良かったです。 こんな素敵な店員さんはどんな恋をしているんだろうと思ったので、そこが描かれていたところもとても嬉しかったです。 これからもclosetを訪れるお客様たちのお話、読みたいです。店長さんのその後のお話も気になるところです。 美容室でも、昔ながらの定食屋さんでも、リクエストに応える本屋さんでも、いろんな設定が出来そうで、これからこんなスタイルで書く作家さんや作品が出てくることを楽しみにしています。
2017-03-02
3. (^^) - 失恋してこの本を読みました。 まだ胸が苦しくなるけど
この本を読んだら自分を大切にしたいと思いました。 人を好きになれるって素敵な事ですね。大切な人がいる人、人の時間を楽しんでる人、色んな方に読んでほしい冊です(^^)
2016-02-07
何という事もない人生を送っていた三上悟は、通り魔に刺され37年の人生に幕を閉じた……はずだった。ふと気がつくと、目も見えなければ、耳も聞こえない……。そんな状況の中、自分があの“スライム”に転生してしまった事に気づく。最弱と名高いモンスターである事に不満を感じつつも、お気楽スライムライフを満喫する三上悟だったが、天災級のモンスター“暴...
発売日: 2014-05-30 ¥1,100
里樹妃との一件が片付いたのもつかの間、 猫猫の元に高順が厄介ごとを持ってやってくる。 どんな用事かと言えば、猫猫に女官試験を受けないかというものだった。 猫猫は、半ば強制的に試験を受ける羽目になる。 新しく医官専属の女官となった猫猫の前に現れるのは、 面倒くさい変人軍師に厳しい上司の医官たち、それと同僚たる同じ女官たちだが――。 猫猫は同...
発売日: 2018-02-28 ¥640
『一ヶ月以内に子どもができなければ、離婚する』 政略結婚の解消を望むバイレッタが、夫・アナルドに提案されたとんでもない賭け。夫への想いと不信感でバイレッタの気持ちが大きく揺れ動く中、賭けの期限は迫ってくる。しかし結果を待つ間に帝都でクーデターが勃発。軍部ではアナルドが首謀者という噂が流れ、バイレッタの身にも危険が迫る!? 悪女の烙印を押...
発売日: 2022-02-25 ¥370
羊使いのサンチャゴは、彼を待つ宝が隠されているという夢を信じ、アフリカの砂漠を越えピラミッドを目指す。様々な出会いと別れを経験し、少年は人生の知恵を学んでゆく――。
発売日: 1997-02-21 ¥600
いくつかのコメント
1. 主人公のキラキラ感が眩しい夢を求める冒険譚 - 感想// おすすめ対象...純粋な気持ちをもった少年少女/夢を諦めないようまっすぐ背中を押してほしい人/スペインモロッコを郷愁にふけって旅したい人/海外文学に抵抗感がない (文体は難しくないがやや解釈が難しく読みにくい) 夢を追い求めることが、自らの人生を切り開いていくという話。主人公があまりに輝いていて、共感できる部分と自分なら現実的には異なる選択肢を選ぶだろうなという部分がある。それでも、読む年齢、立場、自分の心理によって、さまざまな捉え方ができる言葉や文章が書かれている。
2020-10-17
2. キューブリックとゆう本屋の店主の自伝を見て購入 - キューブリックとゆう本屋の店主の自伝を見て購入した。福岡にある小さな本屋らしい。行ったことはない。図書館に新刊で入っていたので読んでみたら面白く、本の中で店主が結婚前に妻に貸した一冊が同書というので読んでみた。『アルケミスト』。錬金術師。パウロ・コエーリョ。今まで読んだことはない。『ベロニカは死ぬことにした』がちょうど世代的に大ヒットしていたのを記憶している。スピリチュアルな内容なのだろうか。別にそういった本に偏見を持っているわけではないのだが、、とためらいながらも読み始めると、少年・羊・クリスタル売り・砂漠を越えるキャラバン・各地の多少具体的な地名情景、それらに引き込まれ物語の中を漂う。漂いながら電子書籍ならではのマーカーを引きまくる(後で読み返した時の記憶に残すための工夫)。行きつ戻りつしながら少しずつ前にすすむ少年の足取りはゆっくりだがそれなりについてゆく。話が具体的なのでまだ入っていきやすい。読みたいと思って前向きにとりくんでいた同書。しかし物語中盤、山賊に襲われ嵐を起こす辺りから(砂漠や風や太陽と少年が話すあたりから)何が書かれてあるのか物語に集中できなくなってきた。そのままなんとか読み進めて、少年が師匠(?)より「おまえは錬金術師だ」と認められるのを見つつも、話の筋が追えていない。退屈なのでだんだんページをサラリと飛ばすようになってきて、ラストシーンあたり、元来た出発点的な場所に戻って地面を掘ると金銀財宝がわんさと出てきた。なるほど。。。そこから私は敢えてそこまでのラストの空白を満たそうとはせず、巻末の本書解説を読み、「パウロ・コエーリョてブラジル人なんだー、作詞家だったんだー」とかの豆知識を手に入れ、星をつつけ、レビューを書き終えた。のであった。
2017-04-30
2020年春、惣菜店に勤める花は、ニュース記事に黄美子の名前を見つける。 60歳になった彼女は、若い女性の監禁・傷害の罪に問われていた。 長らく忘却していた20年前の記憶――黄美子と、少女たち2人と疑似家族のように暮らした日々。 まっとうに稼ぐすべを持たない花たちは、必死に働くがその金は無情にも奪われ、よりリスキーな〝シノギ〞に手を出す。歪んだ共...
発売日: 2023-02-25 ¥2,000
第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作 「認知症の老人」が「名探偵」たりうるのか? 孫娘の持ち込む様々な「謎」に挑む老人。 日々の出来事の果てにある真相とは――? 認知症の祖父が安楽椅子探偵となり、不可能犯罪に対する名推理を披露する連作ミステリー! ●レビー小体型認知症を患う老人が安楽椅子探偵をつとめる〝日常の謎〟系の本格ミステリー連作。...
発売日: 2023-01-07 ¥1,500
いくつかのコメント
1. 久しぶりに活字に触れました - 語彙力をつけたりするために本を読み始めようと思ったところ、この作品を見つけ興味を唆られ購入しました。
ミステリーの面白さはもちろん、DLBについての知識も得られ、ページを捲るごとに関心し高揚しすぐ読み終わってしまいました。
オススメです!
2023-03-05
その愛は、あまりにも切ない。 正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。 本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。 ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。 風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。 ともに心に孤独と欠落を抱えた二...
発売日: 2022-08-04 ¥1,800
ついに侍大将、と喜んだのも束の間、思わぬ横やりで足軽大将に据え置かれた茂兵衛。徳川家で生きていくのは甘くない。そんな折、秀吉の惣無事令に従うため「真田との和睦を天下に示す策を述べよ」と家康に命じられる。思わぬ無茶ぶりに四苦八苦するうち、本多平八郎の娘・於稲と真田昌幸の嫡男・源三郎の婚姻が持ち上がったから、さあ大変。当然のように平八...
発売日: 2023-03-15 ジャンル:小説/文学 > 歴史 ¥720
病院に忽然と現われ、子どもたちの願いを叶える謎めいた黒服の青年。難病も嘘のように完治するが、態度が豹変し異様な言動をするという。心霊案件を扱う佐々木事務所に相次いで同様の相談が舞い込んだ。原因を探るるみは、土地にまつわる月の伝説が鍵と考えるが、怪異は治まらない。そんな中、彼女は恐ろしい疑惑に捕らわれる――願いは代償を要求し、祈りは...
発売日: 2023-02-24 ジャンル:小説/文学 > ホラー ¥880
第3回斎藤茂太賞受賞! 選考委員の椎名誠氏に「新しい旅文学の誕生」と絶賛された名作紀行文。 飛行機の空席は残り1席――芸人として多忙を極める著者は、5日間の夏休み、何かに背中を押されるように一人キューバへと旅立った。クラシックカーの排ガス、革命、ヘミングウェイ、青いカリブ海……「日本と逆のシステム」の風景と、そこに生きる人々との交流に心ほ...
発売日: 2020-10-07 ジャンル:小説/文学 > エッセイ ¥790
いくつかのコメント
1. モヤモヤの謎が解けた - 同じような想いを抱えてる人、現代には沢山居るのではないでしょうか?
私も同じようなモヤモヤをずっと抱えてました。
このモヤモヤはなんだ?と思いながら社会へ出て、ただ働いて働いて、気付けば歳を過ぎた私にはとても響く内容でした。
自分も同じようなモヤモヤを抱えているけれども、自分よりももっと深く思考を煮詰めることができて、噛み砕くことができて、俯瞰で物事を捉える事ができて、向き合う強さを持っている。 そんな若林さんがこの本を書いてくれて本当に感謝です、自分自身の理解を深めることが出来たような気がします。 この本をお守りにして、立ち止まった時には読み返して。これから毎日淡々と生きていこうと思いました。
2021-01-12
これは、生命(いのち)の唄。 これは、家族の唄。 これは、愛の唄。 直木賞作家・今村翔吾が魂をこめて描く、熱き血潮の流れる真「平家物語」! 生きるとは何か、今、平気物語に問う――著者 人は飯を食い、糞をして、眠るだけではない。人は元来、唄う生き物なのだ。 それは生きていることを誰かと共に喜び、この世に生きたことを留めんがためではないか。――(本...
発売日: 2023-03-18 ジャンル:小説/文学 > 歴史 ¥1,900
吉原で放蕩三昧しょうとしていたとき、剣術道場の火事に出くわした見習い同心の八巻卯之吉。どうやら、押し込み強盗に入られ、家宝の名刀「豊後行平」を奪われ、火を付けられたらしい。凄腕同心と知った道場主に、刀を取り戻して欲しいと頼まれ困惑する卯之吉だったが……。大好評シリーズ第四弾!
発売日: 2010-12-16 ジャンル:小説/文学 > 歴史 ¥530
2014年4月スタート日本テレビ系ドラマ「花咲舞が黙ってない」原作本!主演:杏「ベテラン女子行員はコストだよ」そう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手ホープの“狂咲”こと花咲舞。トラブルを抱えた支店をまわり(=臨店)、業務改善を指導する舞は、事務と人間観察の名手。歯に衣着せぬ言動で、歪んだモラルと因習に支配されたメガバンクを蹴り上げる!(講...
発売日: 2011-11-15 ¥850
あなたとはぐくむ、この幸せ――。 義姉の身代わりとして辺境の国オストロムの「黒狼王」のもとに嫁いできた、薄幸の王女エデル。蛮族の王と恐れられていた青年王オルティウスは、エデルの優しく健気な心根に触れ、彼女を貶めようとする者たちから守り抜く。 心が通じ合うようになった二人は、お忍びの城外散策などかけがえのない時を過ごしていた。だが、絶大...
発売日: 2022-10-25 ¥400
タワマンには3種類の人間が住んでいる。資産家とサラリーマン、そして地権者だ――。 大手銀行の一般職として働く平田さやかは、念願のタワマンに住みながらも日々ストレスが絶えない。一人息子である充の過酷な受験戦争、同じマンションの最上階に住む医者一族の高杉家、そして総合職としてエリートコースを歩む同僚やPTAの雑務。種々のストレスから逃れたいと...
発売日: 2023-01-30 ¥1,800
役作りのために同居を解消した平良(ひら)と清居(きよい)。自分の発案なのに、一人暮らしの淋しさからか、清居は怪奇現象が見え始める…。一方、TVも追っかけも禁じられた平良に、清居とニアミスする僥倖が訪れて!? 離れていた空白期間、二人に何が起こっていたのか──大ボリューム90P超の新作書き下ろし!! 平良の愛称「きも殿下」誕生の経緯から、清居の幼少期の...
発売日: 2021-09-30 ジャンル:小説/文学 > ゲイ ¥710
ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。彼は二人の女性を殺した罪で死刑判決を受けていた。だが、動機は不可解。事件の関係者も全員どこか歪んでいる。この異様さは何なのか? それは本当に殺人だったのか? 「僕」が真相に辿り着けないのは必然だった。なぜなら、この事件は実は——。話題騒然のベストセラー、遂に文庫化!
発売日: 2016-04-12 ¥480
「スプリットタンって知ってる?」そう言って、男は蛇のように二つに割れた舌を出した―。その男アマと同棲しながらサディストの彫り師シバとも関係をもつルイ。彼女は自らも舌にピアスを入れ、刺青を彫り、「身体改造」にはまっていく。痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望。今を生きる者たちの生の本質を鮮烈に描き、すばる文学賞と芥川賞を受賞した、金原...
発売日: 2006-06-30 ¥410
8月12日、クーラーのリモコンが壊れて絶望していた「私」の目の前にタイムマシンが現れた。後輩の明石さんたちと涼しさを取り戻す計画を立て、悪友どもを昨日へ送り出したところでふと気づく。過去を改変したら、この世界は消滅してしまうのでは……!? 辻褄合わせに奔走する彼らは宇宙を救えるのか。そして「私」のひそかな恋の行方は。 小説『四畳半神話大系』...
発売日: 2022-06-10 ¥730
多崎つくる、鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。 何の理由も告げられずに——。 死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なにが起きたのか探り始めるのだった。全米第一位にも輝い...
発売日: 2015-12-04 ¥780
いくつかのコメント
1. 村上春樹で検索すると「村上春樹をぶった斬る」という便乗商法の書評がでてきてたので電子書籍になってくれて嬉しいです - 表題の通りです。
村上春樹で検索すると便乗商法の書評がわんさか出てきて、肝心の作品が出てこない事に憤りを感じていました。 売れない本を書いていた人なのか、それとも物語を描いたこともないような人なのかはわかりませんが、今時は批評なんて素人のレビューで十分です。 その素人なりのレビューですが、Qの次の作品という事で注目していました。 年のピンボールから年後という時代設定のQは村上作品の区切りとしてみていました。
本人は作品はフィクションとして公言していましたが、長編小説に関しては状況や設定を変えひとつの事象を暗喩として描いているように見えました。 それをQでは「生まれる」という結末で締めくくっていたため、自分なりに消化できたのだろうと思っていました。 本作品では、今までのような同じ事象のメタファーは見られず、時代にも囚われず、新たな一歩という印象でした。巡礼の年という表題にもあるように過去と向き合い乗り越えた姿を表現したかったのではないかと
思います。
2017-02-16
戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と未知の鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。しかし徳川の支配強化により喜兵衛は生気を失い、ウメは欲望と死の影渦巻く世界にひとり投げ出されて……。生きることの官能を描き切った新境地にして渾身の大河長篇!
発売日: 2022-09-29 ¥1,900
僕の人生は無色透明だった。日野真織と出会うまでは――。 クラスメイトに流されるまま、彼女に仕掛けた嘘の告白。しかし彼女は“お互い、本気で好きにならないこと”を条件にその告白を受け入れるという。 そうして始まった偽りの恋。やがてそれが偽りとは言えなくなったころ――僕は知る。 「病気なんだ私。前向性健忘って言って、夜眠ると忘れちゃうの。一...
発売日: 2020-02-22 ¥730
いくつかのコメント
1. 涙腺崩壊 - 私は公開された映画を観てから、この原作を読みました。
映画を観て展開も結末も知っている中読んでいても感動しました。
初めて本で泣きました。
毎日、学校に行ったり、または会社に行ったり、同じことの繰り返しで嫌になることもあるけど、この本を読んでその毎日に感謝しないといけないなと思えました。毎日の大切さを知りました。
2022-09-24
2. 今まで読んできた小説の中でトップに入る小説で儚い物語でとても読んでて、想像力が深まりました - 最初は、面白そうな小説だなぁーって思って買ったけど、読んでいくうちにこの小説を買ってよかった!って思えました。 映画も友達と見に行ったんですけど、私人だけ、泣いてました笑
2022-08-31
どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。 未来を悲観して寿命の大半を売り払った俺は、僅かな余生で幸せを掴もうと躍起になるが、何をやっても裏目に出る。空回りし続ける俺を醒めた目で見つめる、「監視員」のミヤギ。彼女の為に生きることこそが一番の幸せなのだと気付...
発売日: 2013-12-25 ¥490
いくつかのコメント
1. chで読んだ方にも - chから来て買おうか迷ってる方もいると思います。僕もその人だったのですが、買って読んでみると加筆がなされていて結末を知っていたとしても楽しめる作品でした。もちろん全く読んだことがない人にもお勧めできる作品です。
2023-01-03
2. 友達に薦められて読みました。 - 小説で泣きそうな気分になるのは久しぶりでした。すごく綺麗な話で感動しました。終盤でタイトルの意味を理解したときは思わず涙しました。人生の価値とはなんだろうか、色々と考えさせられる作品でした。何度でも読み返したくなる一冊です
2018-04-25
従順な妻と優秀な娘にめぐまれ、完璧な人生を送っているように見える大澤正樹には秘密がある。有名中学に合格し、医師を目指していたはずの長男の翔太が、七年間も部屋に引きこもったままなのだ。夜中に家中を徘徊する黒い影。次は、窓ガラスでなく自分が壊される――。「引きこもり100万人時代」に必読の絶望と再生の物語。
発売日: 2021-04-28 ¥2,000
夜になると、僕は化け物になる。寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。ある日、化け物になった僕は、忘れ物をとりに夜の学校へと忍びこんだ。誰もいない、と思っていた夜の教室。だけどそこには、なぜかクラスメイトの矢野さつきがいて――。280万部超の青春小説『君の膵臓をたべたい』の著者、住野よるの三作目が待望の文庫化!!
発売日: 2019-04-11 ¥720